『ふれあいねっと』で好評連載中  新聞各紙で紹介されています
“生活ウオッチング「うらしま太郎」でチェック”の紹介

もっと暮らしやすく! 私たちがチェックします。
― ショッピングの前にチェックして!  新しい製品の開発にも役立つ情報満載! ―

 最近、「高齢者にも使いやすい」「少ない力でも大丈夫」など、シニアに向けた商品が目につきますが、実際の使い勝手はどうなのでしょうか?

 WACの高齢者疑似体験プログラム『うらしま太郎』でチェックしてみました。屋外で同プログラムの体験は、街のさまざまなバリアー発見につながり、暮らしやすい街作りに貢献してきました。
 さらにこれからは、生活グッズのバリアフリーを目指して、同プログラムの活用が望まれます。そこで、消費生活アドバイザー・グループ「ビバーチェ」のメンバーが『うらしま太郎』を装着し、さまざまな製品を試してみました。
 こちらのページでは、
“生活ウオッチング「うらしま太郎」でチェック”が、どのように行われているのか、スナップ写真とともにご紹介します。
 新聞で紹介された記事は、こちらからご覧になれます。





腕を後ろに回すのも一苦労。エプロンを着けるのが、これほど大変とは思ってもみませんでした。

ここでは、ヒモを前で結ぶタイプのエプロンが高齢者にとっても使いやすいことがわかりました。





さまざまな種類の缶切りを試します。缶のふちと缶切りの刃が同じ色なので、見分けがつきにくく、刃を当てることさえ困難なことにビックリ。

缶切りでは、てこ式よりも回転式が楽に開けられることがわかりました。

また、回転の軽さが重要との発見があり、新たに購入する際には、お店で回転の軽さを確かめることをおすすめします。





ちょっと見えにくいかもしれませんが、計量カップに入っているのは、手前が水、手に持っているのが緑茶です。

しかし「うらしま太郎」のメガネを装着しているため、色の区別がしにくく、どちらがお茶なのか判別できませんでした。

めもりを見て分量を量る以前に、内容物の確認さえ困難なことに、ビバーチェのメンバーも驚きをかくせません。




ちなみに、『うらしま太郎』のメガネを装着すると、こんな風に見えます。
このメガネは、加齢によって生じる白内障による色覚変化
ぼけて見える状態視野の狭さを再現しています。


装着前


装着後





高齢者向けとうたわれ、少ない力で抜くことができるプラグを試してみました。確かに楽ですが、通常のものよりサイズがかなり大きく、邪魔になりそうとの声も。

コンセントは低い位置にあることが多いですが、しゃがむ姿勢がつらい高齢者には、抜きさしもしづらく、工夫が必要との感想がありました。





小さな粒チョコレート。色の区別やつまみやすさを検証中です。さて、うまく食べられたでしょうか?





これは野菜の水切り器です。ひもを引っ張るタイプとハンドルを回転させるタイプを比べてみました。

「使う人の手の大きさや身体的機能により、いろいろ異なる感想が出そう……」




 『ふれあいねっと』では、缶きり、体温計、リモコンなど毎回ひとつのテーマを決め、5〜6種類の製品を使い比べています。

 シニアにとって使い勝手のよい製品はどんなものなのか、どのような点がメリット、デメリットになり得るのかを検証し紹介します。
 また、どんな工夫をすればより使いやすくなるのか、使い方のヒントもお伝えしています。

 新たに商品を購入する際の目安となる情報
が満載です。またメーカーにとっても、新商品の開発に役立つ情報を提供しています。

 これからも “生活ウオッチング「うらしま太郎」でチェック”をどうぞお楽しみに!